column

歩行時に足の付け根が痛い!種子骨炎について

  1. ホーム
  2. | コラム
  3. |
  4. 歩行時に足の付け根が痛い!種子骨炎について
公開日:2024.03.30

歩行時に足の付け根が痛い!種子骨炎について

歩行時に足の付け根が痛い!種子骨炎について

こんにちは!骨格矯正・鍼灸治療・筋膜リリースでトータルアプローチ!

東船橋、妙典、幕張本郷にありますミライエ鍼灸整骨院です。

歩くと「足の指のつけ根あたりが痛い」ということはありませんか?

母趾の骨には、”種子骨”というお身体を円滑に動かすための装置があり、その部分に痛みが生じている可能性があります。

そこで今回は、「種子骨炎」についてご紹介いたします。

目次

種子骨ってどんな骨?

“種子骨”とはどんなものなのか、どんな働きをしているものなのかをご存知でしょうか?

種子骨の周りには、筋肉や腱が付着しており、この筋肉や腱の動きをスムーズにするための滑車のような役割を担っているのが種子骨なのです。

また、足の親指のつけ根にある種状の骨と言われても分かりづらいと思いますので、代表的な種子骨を挙げると膝のお皿の骨(膝蓋骨)も種子骨の1つです。

種子骨炎とは

種子骨炎とは、親指のつけ根の部分にある種のような形をした骨(種子骨)が歩いたり走ったり踏み込んだ際に繰り返し引っ張られたり衝撃を受け、炎症を起こしたり骨折を起こしたりすることで痛みを起こす疾患です

種子骨炎の好発は、ダンサー、ジョギングを高頻度でする方、バスケットボールをする方、ハイアーチの方、ハイヒールをよく履く方、つま先立ちの習慣がある方、過去に同じような痛みを経験したことのある方に多く見られると言われております。

その他には空手や剣道などの踏み込み動作の多い格闘技をする方にもよくみられます。

どんな症状が出てくる?

上記でもご説明した通り種子骨炎は種子骨に炎症が起きている状態を指します。

症状としては下記のような症状があり、他の部で炎症が起きているのと似た症状が出てきます。

・足のつけ根(種子骨部)の痛み

・足のつけ根(種子骨部)の腫れ

・歩行時の足の痛み

・特定の靴を履くときに痛い(ex…靴底の薄い靴、かかとの高い靴)

そして、例としては以下のものがございます。

ランニング動作時の地面を蹴り出すとき、かかと~親指を通り指先に付着する筋肉が緊張するため、種子骨が引っ張られるような力が働きます。

この引っ張られる力により種子骨に炎症を起こしてしまい、痛みが出現されます。

また、踏み込み動作による地面からの衝撃が種子骨に繰り返し加わることで発生する場合もあります。

その他、生まれつきに種子骨の内側が2つに分裂している状態を“分裂種子骨”といい、これが痛みの原因となっている場合もあります

上記でもご説明いたしましたが、ハイアーチは種子骨障害になり易い傾向があるため、土踏まずが高すぎる方は注意が必要です。

どんな原因が考えられるのか?

では、何が原因で種子骨炎になってしまうのでしょうか。

・親指のつけ根に繰り返しの負担がかかる

・強い衝撃が加わることで種子骨に小さな損傷ができる

・足底筋が種子骨を引っ張る

・加齢による筋力の低下

・運動不足

特に親指に強く体重がかかるスポーツをしている人に起こりやすい疾患と言えます。

また、種子骨炎は小学生~中学生に多く発生し、大学生以上になると減少傾向にあります。

痛みが強い場合は、炎症を抑えるためにアイシングがおすすめです。

歩いて痛みがある場合は、安静にして患部に負担をかけない方がより早い治癒が見込めます。

足裏にかかる負担を軽減するために柔らかい素材でできた耐久性のあるパットを靴の中に入れたり、靴底が分厚い靴を使用することが有効です。

当院の種子骨炎へのアプローチについて

当院では痛みの原因を探求し、なぜ痛みがでているのか・どうしたら症状が改善するのかを見極め、ご自身のお身体の状態を患者様にもご理解・ご納得いただいた上で施術を行っております。

マッサージや電気治療をして“一時的に痛みが改善すれば良い”というその場だけの治療より根本原因である部位にアプローチを加えていくことで症状を繰り返さないように整体施術を行っていきます。

お身体の状態が全く同じという方はほとんどいません。

なので、1人ひとり合った最適なプランをご提案させていただきますので、安心して施術を受けていただければと思います。

インソールで足を強化!

状態に応じて、足にかかる軽減させるためにテーピングやインソールのご提案をさせていただきます。

当院で扱っているインソールが従来のインソールと大きく違う部分は支える場所です。

従来では、土踏まずを引き上げるようなインソールが多かったのですが、その場合だと怪我が多く発生していました。

当院で使用インソールは、足の外側にあるキーストーンと呼ばれる骨(立方骨)を支えることで、怪我の誘発率を下げながら高パフォーマンスを実現したものになります

普段の生活で頻度多く履く靴に使用いただくことで足の指(足趾)をトレーニングすることが可能です。

この結果、インソールを入れていない状況でも効果を発揮するという特色があり、上記でご説明をした”浮き指を”防ぐことも可能となります。

当院で働くスタッフ全員がこのインソールを使用しておりますので、生の声を聞いてみてください!

記載しているインソールの写真

お身体のことで不明な点や不安なことがあればどんな些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

この記事の執筆者

横田樹奈

横田樹奈Juna Yokota

はり師

私は接骨院を経営する父の施術で笑顔になる患者様を見て、私も人を笑顔にできる治療家になりたいと志しました。
患者様に寄り添い、丁寧な対応で「ここに来てよかった」と思ってもらえる治療家を目指します。