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足底の構造について|扁平足とハイアーチについて徹底解説

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公開日:2024.02.13

足底の構造について|扁平足とハイアーチについて徹底解説

足底の構造について|扁平足とハイアーチについて徹底解説

こんにちは!骨盤矯正・鍼灸・筋膜リリースでトータルアプローチ!
東船橋、妙典、幕張本郷で丁寧と評判!ミライエ鍼灸整骨院です。

今回は「扁平足とハイアーチについて」詳しく解説いたします。

目次

扁平足とハイアーチとは

まずは扁平足とハイアーチがどういったものかをご説明いたします。

これらは、足の裏のアーチ(湾曲)に関するものです。

アーチとは足の裏(足底)にみられる構造で、3つのアーチ構成があります。

・内側縦アーチ・・・かかとから母趾球をつなぐ線(A~C)

・外側縦アーチ・・・かかとから小趾球をつなぐ線(B~C)

・横アーチ・・・小趾球から母趾球を繋ぐ線(A~B)

一般的に”土踏まず”と呼ばれるものは、“内側縦アーチ”のことを指します。

足のアーチにはどんな役割があるのか

足の衝撃を吸収するための『クッション作用』

歩行時に必要な『バネ作用』

重心を支える『バランス作用』

これら3つの機能を持っています。

扁平足とハイアーチは上記で説明したとおり、足の裏(足底)のアーチ構造に何らかの異変が生じることで、本来のアーチ構造に乱れや崩れが引き起こされた結果、アーチが潰れてしまうことや、逆にアーチが高くなってしまうことです。

扁平足について

まず、扁平足はどんな状態なのか、どんな原因でなってしまうのかをご説明いたします。

扁平足になるとどうなるの?

扁平足になるということは、“土踏まず”である”内側縦アーチ”が潰れてしまって足の裏(足底)が平らになっている状態です。

アーチの機能が低下することによって足の裏(足底)のクッション性が低下し、足部が不安定になります。

扁平足自体は病気というほどのものではありませんが、症状があるのにも関わらず放っておいてしまうと外反母趾や足底筋膜炎など、足の不調が現れてしまう原因となります。

そのため、負担がかかることで怪我をしやすくなってしまったり、かかとが内側に倒れてしまい(回内足)正しい姿勢バランスを保てなくなることで、転倒しやすくなったりします。

通常、アーチは衝撃を逃がすような構造をしているのですが、正しく機能されないと筋肉や関節が代償的に吸収してしまうため、疲労が蓄積しやすくなり、痛みの原因にも繋がることもあります。

扁平足になる原因ってどんなこと?

アーチの構成を支えている筋力の低下によって起こります。

近年、つまずかないようにつま先が浮いている靴が多く流通していることが大きく関わっていると言われています。

つま先が浮いている靴を日頃から履くことで、”浮き指”という状態になり、足の指(足趾)をグーパーと動かす筋肉をうまく使えなくなってしまいます。

この影響から筋肉を使う機会が減り、筋力の低下が起こります。

代表的な筋肉としては、”後脛骨筋”という筋肉があります。

この筋肉はふくらはぎの深部から内側のくるぶしの下を走行し、足の裏に着する筋肉でアーチをつり上げる働きをします。

足の指(足趾)の筋肉が使えない期間が続くことによる筋力低下や、外傷が原因で腱が切れてしまうことでもアーチが低下してしまう原因となります。

また、年齢による腱の変性や体重の負荷などによっても引き起こされます。

ハイアーチについて

次にハイアーチはどんな状態なのか、どんな原因でなってしまうのかをご説明いたします。

ハイアーチってどんな状態?

ハイアーチは上記でご紹介をした扁平足とは反対で”土踏まず”の”内側縦アーチ”が高くなってしまう状態です。

ハイアーチも扁平足と同じように機能が低下してしまうことが原因で起こるので、足部の怪我や姿勢が悪くなるなどの状態になります。

かかとの骨が、扁平足の反対で外側に倒れる(回外足)状態になります。

また、このせいで足首を捻りやすい(内反捻挫)状態となります。

ハイアーチになる原因ってどんなこと?

こちらに関しては、先天的なもの(生まれつき)もありますが、ハイヒールを多く履く方や、内反捻挫の既往があり、かかとが外側に倒れやすい方に起こりやすいです。

症状を根本から治していくためには土台である骨盤の動き、それに伴う腰や膝、足首の角度や使い方などしっかりと正しい位置、使い方に戻していく必要があります。

扁平足・ハイアーチの対処法

当院では、治療の他にインソールの販売も扱いをしております。

当院で扱っているインソールが従来のインソールと大きく違う部分は支える場所です。

従来では土踏まずを引き上げるようなインソールが多かったのですが、その場合だと怪我が多くなっていました。

当院で使用インソールは、足の外側にあるキーストーンと呼ばれる骨(立方骨)を支えることで、怪我の誘発率を下げながら高パフォーマンスを実現したものになります。

普段の生活で頻度多く履く靴に使用いただくことで足の指(足趾)をトレーニングすることが可能です。

この結果、インソールを入れていない状況でも効果を発揮するという特色があり、上記でご説明をした”浮き指を”防ぐことも可能となります。

当院で働くスタッフ全員がこのインソールを使用しておりますので、生の声を聞いてみてください!

歩き方や姿勢など些細なことでも構いませんので、お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください!最大限お力にならせていただきます。

この記事の執筆者

神津憂汰

神津憂汰Yuta Kouzu

柔道整復師

中学時代、陸上競技で混成8種に取り組む。整骨院で治療を受け、痛みから解放された経験から同じ道へ。
「痛みに寄り添える治療家」と「心で寄り添える治療家」を目指し、日々努力を重ねています。