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指先のしびれの原因は!?モートン病について

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公開日:2024.03.14

指先のしびれの原因は!?モートン病について

指先のしびれの原因は!?モートン病について

こんにちは!骨盤矯正・鍼灸・筋膜リリースでトータルアプローチ!

東船橋、妙典、幕張本郷で丁寧と評判!ミライエ鍼灸整骨院です。

今回は「モートン病」についてご紹介いたします。

目次

モートン病とは?

モートン病とは、足の裏の指と指の間の痛みやしびれ、感覚が鈍くなるといった神経症状を主訴とするものです。

20~50歳代の女性に好発するといわれており、下記の図のように2本の指にまたがって症状がでるのが特徴です。

モートン病の好発部位を表した図

足指の根本の中足骨という骨は、靭帯によってつなぎ留められています。

また、つま先や足の裏(足底)の感覚を支配している神経(固有底足指神経)は、上記の靭帯の下を走行しています。

そこに体重がかかることで足の裏(足底)にある横アーチが崩れると負担を緩衝する滑液包と靭帯の間で指を支配している神経が圧迫され、症状が現れてしまうのです。

上記の影響によって、足の指の感覚異常・足の甲に圧痛(押すと痛い)・無理につま先をあげると痛みが出るといった症状がでるのはモートン病の疑いがあります。

モートン病が起きる原因ってなに?

原因の多くとして考えられるのは、足に合っていない靴を履いていることが挙げられます。

かかとの高い靴(ハイヒール等)や先の細い靴(革靴、パンプス等)、底が薄くクッション性の低い靴によって、つま先や足の裏(足底)への荷重、負担が繰り返し加わることで指を支配する神経が圧迫され症状が出ます。

他にも中腰での作業や、過度なランニング、私生活でつま先立ちが長いこともモートン病が起きてしまう原因となります。

また、モートン病は神経自体が圧迫されて症状が出るものもありますが、体重や地面からの衝撃を緩衝する影響で繰り返し負担がかかることで滑液包が炎症を起こして指を支配している神経を圧迫してしまうのも多いです。

そのため、シビレや知覚異常を感じているつま先部分の根元(中足骨頭部)に腫脹を伴っていることが多いです。

指を支配している神経(固有底側指神経)について

指を支配している神経の走行に症状が現れる理由があるのですが、指のつけ根で内側の足底神経と外側の足底神経の二股にわかれるように走行しています。

足の指の感覚をつかさどる神経なのですが、各指の内側と外側はそれぞれ別の神経が担っているため症状が現れる場合は、2本の指にまたがって出るということです。

かかとの高い靴(ハイヒール等)や横幅の狭い靴などで足の裏(足底)や足の指が制御されてしまうと重心や負荷が1ヶ所に集中してしまいます。

加えて、扁平足や外反母趾があると足の裏(足底)や足指全体を効率良く使ったスムーズな体重移動ができなくなり、より負担が偏りやすくなります。

足の裏(足底)の構造について

足の骨は合計28個の骨で構成されます。

そして足の裏には3つのアーチ機構(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)というものが存在します。

一般的に“土踏まず”が指しているのは、内側縦アーチです。

このアーチは足にかかる負担や衝撃を吸収するのにとても大切な機構になります。

この28個のバランスが乱れ、崩れることによって足部が不安定になり、扁平足や開張足、ハイアーチといった状態になります。 この28個の骨のバランスを整えることが症状を繰り返さないためにも、とても重要になってきます。

足の裏をマッサージされている人の写真

当院のアプローチについて

当院では、姿勢やバランスの歪みや歩き方のクセ、靴のチェックなどを行い、重心や体重移動の検査に重点を置き、なぜ痛みを引き起こしてしまったのかという根本原因の探求に力を入れております。

今ある痛みがなくなることはもちろん大切ですが、半年後や1年後、その後と同じような症状が出ないことも重要になってきます。

根本原因を探求することによって、なぜ痛みが出てしまっているのか・どうしたら症状が改善するのかを明確にし、痛みやシビレといった症状の改善を図ります。

また、当院ではインソールの取り扱いをしております。

当院で取り扱っているインソールは、足の外側にあるキーストーンと呼ばれる骨(立方骨)を支えることで、怪我の誘発率を下げながら高パフォーマンスを実現したものになります。

普段の生活で頻度多く履く靴に使用いただくことで足の指(足趾)をトレーニングすることが可能です。

この結果、インソールを入れていない状況でも効果を発揮するという特色があり、上記でご説明をした”浮き指を”防ぐことも可能となります。

当院で働くスタッフ全員がこのインソールを使用しておりますので、ぜひ生の声を聞いてみてください!

足の裏(足底)の痛みやシビレといった症状に限らずどんなに些細なことでも構いませんので、お身体のことでお困りでしたらまずはお気軽にご相談ください。

この記事の執筆者

齋藤鈴華

齋藤鈴華Reika Saito

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師

幼少期からサッカーをしています。整骨院で治療を受け、けがで苦しむ仲間が笑顔を取り戻した姿に感銘を受けました。
皆様が痛みや不調に苦しむことなく、笑顔で過ごせるよう、全力でサポートいたします。