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膝の使い過ぎに注意!膝の内側の痛みは鵞足炎が原因?

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公開日:2024.03.26

膝の使い過ぎに注意!膝の内側の痛みは鵞足炎が原因?

膝の使い過ぎに注意!膝の内側の痛みは鵞足炎が原因?

こんにちは!骨盤矯正・鍼灸・筋膜リリースでトータルアプローチ!

東船橋、妙典、幕張本郷で丁寧と評判!ミライエ鍼灸整骨院です。

長年の膝の痛み、歩く時やスポーツでの膝の内側の痛みはありませんか?その症状は、鵞足炎かもしれません!

鵞足という言葉は、普段あまり聞きなじみのない言葉ですよね。今回は、「鵞足炎」について詳しくご紹介いたします。

目次

鵞足とは?

まず鵞足とは、骨盤から付着する3つの筋肉が集合して腱となり膝の内側やや下部分に付着するものをいいます。

この3つの筋肉とは「縫工筋」「半腱様筋」「薄筋」であり、走る際によく働く筋肉です。

鵞足

縫工筋について

縫工筋は、骨盤の外側から膝の内側にある脛骨にかけて太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を横断するように走行する筋肉です。作用は股関節や膝関節の屈曲(曲げる動作)、膝関節の外旋(膝のお皿を外側に向ける動作)があります。

半腱様筋について

半腱様筋は、骨盤の恥骨という骨から膝の内側にある脛骨にかけて走行する筋肉で、ハムストリングの筋肉の一つです。ハムストリングは、太ももの後ろの外側を走行する大腿二頭筋と内側を走行する半腱様筋、半膜様筋で構成されています。作用は、股関節の伸展(伸ばす動作)・ 股関節の内旋(太ももを内側に動かす動作)、膝関節の屈曲(曲げる動作)・内旋(膝から下を内側に回す動作)などがあります。

薄筋

薄筋も、骨盤の恥骨という骨から膝の内側にある脛骨にかけて走行する筋肉です。作用は、股関節の内転(足をクロスさせる動作)・股関節の内旋(太ももを内側に動かす動作)、膝関節の屈曲(曲げる動作)などがあります。

鵞足炎はどうしてなるの?

鵞足炎は、鵞足(縫工筋、半腱様筋、薄筋の腱)の付着する部分にある滑液包が炎症を起こしている状態です。滑液包とは、膝関節の周りにある袋のことで、膝の動きで周りの骨や軟骨組織が擦れるときのクッションの役割をしているものです。

発症してしまう原因は、繰り返し股関節を曲げたり、膝を曲げたりすることで滑液包に負担がかかり炎症を起こしてしまうのです。また、鵞足の筋肉の硬さによって動きが悪くなり、滑液包の部分に摩擦が増え炎症を引き起こすこともあります。

鵞足炎の症状

症状①膝の内側の痛み

鵞足の部分に痛みが引き起ります。歩いたり、階段を使ったりするときに痛みが出ることがありますが、重症化すると何もしていなくても痛みが出ることがあります。

膝の内側ですので変形性膝関節症とも間違いやすいですが、しっかりと鑑別できますのでご安心ください。

症状②膝の内側の圧痛

歩行時や運動時だけではなく、押したときにも痛みが出ます。

症状③腫張

膝の内側部分が腫れてしまいます。炎症が起こることで、身体の体液が溜まり腫れてしまうことがあります。

症状④熱感

炎症が引き起こされているので、熱感が出やすい状態です。

鵞足炎になりやすい人は?

上記でご説明したように、鵞足の筋肉は股関節や膝に付着している為、股関節や膝関節を曲げる動作をする方に多いです。中でも、特にランニングなど運動をよくする方のオーバーユース(使い過ぎ)が多いと言われています。似ている症状として、オーバーユース(使い過ぎ)により膝の外側の腸脛靭帯炎も起こることがあります。

また、骨盤のクセなどが強く、歩き方、走り方で筋肉が硬くなってしまい膝に負担がかかっている方でも、そんなに運動をされていなくても発症することがあります。

当院でも、実際に鵞足炎でご来院される方の中には、運動をしていない方にも症状がみられています。

ランニング

改善方法

改善方法としましては、オーバーユース(使い過ぎ)が原因の場合であれば運動やランニングを中止し安静にします。また、鵞足の筋肉の硬さによって引き起こされている可能性もあるため、ストレッチをしっかり行い筋肉の摩擦を減らしていきます。

当院でのアプローチ

実際に、当院で治療させていただいていた鵞足炎の方に対し、筋・腱には鍼灸や筋膜リリースの両方を行い痛みや筋肉の硬さを改善させていただきました。ほかにも当院では、お身体のバランスが悪く膝に負担がかかりやすくなっている場合には、骨格・骨盤矯正を行い膝に負担がかかりづらいお身体づくりを行います。さらに、テーピングや物理療法を組み合わせることで筋肉のサポートや膝関節の負担軽減を行い早期回復、予防をサポートさせていただきます。また、自宅で行えるストレッチもお伝えさせていただきます。

まとめ

鵞足とは、骨盤から付着する「縫工筋」「半腱様筋」「薄筋」3つの筋肉が集合して腱となり膝の内側やや下部分に付着するものをいいます。

鵞足炎は、鵞足の付着する部分にある滑液包が炎症を起こしている状態です。

原因は、繰り返し股関節を曲げたり、膝を曲げたりすることで滑液包に負担がかかり炎症を起こしてしまうのです。また、鵞足の筋肉の硬さによって動きが悪くなり、滑液包の部分に摩擦が増え炎症を引き起こすこともあります。

鵞足の筋肉は股関節や膝に付着している為、股関節や膝関節を曲げる動作をする方に多いです。中でも、特にランニングなど運動をよくする方のオーバーユース(使い過ぎ)が多いと言われています。

また、骨盤のクセなどが強く、歩き方、走り方で筋肉が硬くなってしまい膝に負担がかかっている方でも、そんなに運動をされていなくても症状が発生することがあります。

改善方法としましては、オーバーユース(使い過ぎ)が原因の場合であれば運動やランニングを中止し安静にします。また、鵞足の筋肉の硬さによって引き起こされている可能性もあるためストレッチをしっかり行い筋肉を柔らかくします。

当院では、筋・腱には鍼灸や筋膜リリースの両方を行い痛みや筋肉の硬さを改善し、お身体のバランスが悪く膝に負担がかかりやすくなっている場合には、骨格・骨盤矯正を行い膝に負担がかかりづらいお身体づくりを行います。さらに、テーピングや物理療法を組み合わせることで筋肉のサポートや膝関節の負担軽減を行い早期回復、予防をサポートさせていただきます。

この記事の執筆者

亀山恵佑

亀山恵佑Keisuke Kameyama

鍼灸師