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ランナーは要注意?シンスプリントとは
ランナーは要注意?シンスプリントとは
こんにちは!骨格矯正・鍼灸治療・筋膜リリースでトータルアプローチ!
東船橋、妙典、幕張本郷で丁寧と評判!ミライエ鍼灸整骨院です。
走っている最中や、ジャンプをした時にすねの内側が痛くなったことはありませんか?
今回はスポーツを始めたての方に多く起こるシンスプリントについてご紹介します。
シンスプリントとは
シンスプリントは「脛骨過労性骨膜炎」とも呼ばれ、運動開始時や運動後にすねの内側中央から下1/3に沿った痛み、圧痛を特徴とするものです。オーバーユース(使い過ぎ)によって起こってしまうスポーツ障害の一つです。激しい運動(ジャンプ、走り込み)をしていると起こりやすくなります。ランニングをしている20~50%の方に生じるといわれているくらい身近なスポーツ障害なのです。陸上の長距離選手やバスケットボール、サッカーをやっている方は経験されたことのある方も多いのではないでしょうか。
ヒラメ筋や後脛骨筋、長趾屈筋といった下腿後面内側の筋肉に疲労がたまり、伸縮性の低下を引き起こし硬くなっていきます。これらの付着部である脛骨の筋膜が引っ張られ、損傷や炎症を引き起こすことでシンスプリントを発症します。
症状
初期症状は運動開始時や終了後に現れ、進行していくと痛みはどんどん悪化し運動中にも持続的に痛みが気になるようになります。最終的には何気ない日常動作の最中にも痛みを伴うようになります。すねの前外側が痛む場合と後内側が痛む場合の2種類があります。
症状は4つに分類することができます。
Stage1 運動後に痛む
Stage2 運動中に痛むが運動には影響はない
Stage3 運動中に痛み運動に影響がある
Stage4 運動していなくても痛い
ステージが上がるにつれて重症度が高くなります。痛みを我慢しながら運動を続けていると症状が進行し痛みを感じる時間が日々長くなります。症状が悪化していくと治癒までに時間がかかってしまうため、早めに対策を取ることが大切になってきます。
原因
これらの原因があげられます。
- 偏平足
- O脚
- 筋肉の柔軟性低下
- 筋力不足
- 運動時のフォーム
- 長時間の運動
- 足の形に合っていない靴
以上のことから、体のバランスが大きくかかわっていることが分かります。
この時期4月~6月の春先の新学期や新入部員は急激に運動量が増えるため、特に注意が必要です。
当院がおススメする対策
インソールをつける
インソールは上記のどんな症状にも効果的ですが、特に扁平足やO脚の方、筋力が不足してしまっている方におすすめです。偏平足の方は足の裏がべったり床についてしまい、足に受ける衝撃を和らげるアーチ構造が正常に働いていない状態です。そうなると足に大きな負担がかかってしまいます。
インソールを履くとアーチが正常に働くようになります。すると扁平足やO脚が改善され、筋力アップも期待できます。
運動前後のストレッチ
筋肉の柔軟性を改善するにはマッサージやストレッチが効果的です。
筋肉は筋膜を通じて全身につながっているので、すね周辺だけでなく太ももや足首のストレッチも取り入れていただくと良いかと思います。ストレッチは症状が出てしまっている時や予防にも役立てていただけます。
アイシング
炎症によって痛みが出ているので、痛みが出たらすぐに運動をやめて、痛んでいる部位を冷やしてください。目安は15~20分です。
筋力強化
筋力バランスが崩れていると負担がかかりやすくなり、シンスプリントになりやすくなってしまいます。
- 立って膝を伸ばしたままか、座って膝を曲げたまま踵を上下する(下腿三頭筋のトレーニング)
- チューブを足の裏にかけて抵抗を加えながら、足の甲を外側に向ける(後脛骨筋のトレーニング)
- 椅子に座りタオルを床に敷いて足の指を使ってタオルを引き寄せる(足趾屈筋群のトレーニング)
などがあります。
筋力トレーニングはシンスプリントの予防に効果的です。今痛みがある場合は無理して行わずストレッチをしてみてください。
安静
やはり痛みがある時は運動せず、安静にしていただくのが一番良いです。安静を心がけ、早く症状が治るようにしましょう。
自分に合った靴を履く
踵がすり減った靴を履いていたり、足の形に合っていない靴を履いたりするとシンスプリントだけでなく、怪我の原因となります。
正しいフォームも取れなくなってしまい、身体のバランスに影響を与える可能性もあるため、定期的に靴のメンテナンスや買い替えをしましょう。
まとめ
シンスプリントは「脛骨過労性骨膜炎」とも呼ばれ、運動開始時や運動後にすねの内側中央から下1/3に沿った痛み、圧痛を特徴とするものです。オーバーユース(使い過ぎ)によって起こってしまうスポーツ障害の一つです。激しい運動(ジャンプ、走り込み)をしていると起こりやすくなります。ヒラメ筋や後脛骨筋、長趾屈筋といった下腿後面内側の筋肉に疲労がたまり、伸縮性の低下を引き起こし硬くなっていきます。これらの付着部である脛骨の筋膜が引っ張られ、損傷や炎症を引き起こすことでシンスプリントを発症します。
初期症状は運動開始時や終了後に現れ、進行していくと痛みはどんどん悪化し運動中にも持続的に痛みが気になるようになります。最終的には何気ない日常動作の最中にも痛みを伴うようになります。すねの前外側が痛む場合と後内側が痛む場合の2種類があります。
原因は偏平足、O脚、筋肉の柔軟性低下、筋力不足、運動時のフォーム、長時間の運動、足の形に合っていない靴などがあげられます。マッサージ、インソールをつける、ストレッチ、テーピング、アイシングを行うなどの対策をしていただくと効果的です。
この記事の執筆者
中村祐輝Yuki Nakamura
鍼灸師
学生の時の怪我や不調を改善してくれた先生に憧れて治療家を志す。
痛み、不調がある状態は当たり前ではありません。
お身体の治療だけでなく、心もケアできるような治療を提供させていただきます。