column
首肩こりに効果抜群!?肩甲骨はがしについて
首肩こりに効果抜群!?肩甲骨はがしについて
こんにちは!骨盤矯正・鍼灸・筋膜リリースでトータルアプローチ!
東船橋、妙典、幕張本郷で丁寧と評判!ミライエ鍼灸整骨院です。
”肩甲骨はがし”多くの方が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そこで今回は「肩甲骨はがし」についてご紹介いたします。
肩甲骨はがしとは?
”肩甲骨はがしをすると肩こりに良い”などと言われますが、なぜ効果があるのかご存知でしょうか?
肩関節や首の動きを交えながらご説明します。
そもそも肩甲骨ってどんな骨?
肩甲骨は、三角形を逆さまにした様な平たい骨です。
手のひら程度の大きさで、上腕骨・鎖骨とともに肩関節を構成します。
肩甲骨は背中に張り付いているように位置していますが、背中側の肋骨にくっついているわけではなく、首や肩につながる筋肉につながっており、正確には”ぶら下がっている”という表現が近くなります。
また、首や肩関節の動きに関係する筋肉が多く付着しています。
筋肉や靭帯といった組織を返して腕の骨(上腕骨)や鎖骨とつながっているため連動することで、腕を挙上する・肩をまわすといった運動ができるのです。
肩甲骨にはどんな筋肉が付着するの?
肩甲骨は、四方八方から多くの筋肉に支えられています。
普段から使っている大きい筋肉から普段使われない小さい動きをする「インナーマッスル」と呼ばれる筋肉が凝り固まることが原因で、お身体に不調が現れます。
肩甲骨はがしをすることによって、日常的に使われていない筋肉を意識的に動かすことができるため、肩の動きを円滑にする効果が期待できます。
具体的にどんな筋肉が関与しているのか、よく肩こり筋といわれる代表的な筋肉をご紹介いたします。
僧帽筋(そうぼうきん)
首の骨(頚椎)、背中の骨(胸椎)~肩甲骨の外側部に付着する広範囲に広がる筋肉で、肩甲骨を動かし頭を支える働きをしています。
具体的には、肩をすくめる時に力が入る筋肉がこの筋肉です。
肩甲挙筋(けんこうきょきん)
物を持つ、横を向くなどといった動作に関わる筋肉で、頭を支える役割もあります。
パソコンやスマートフォンをみるなど頭を前に出した姿勢が日常化すると、徐々にこの筋肉に負担がかかり肩こりや首こり、頭痛といった症状が引き起こされる原因にもなります。
肩甲骨はがしで得られる効果は?
多くの方は不良姿勢が長期にわたって続くことで、肩甲骨が本来あるべき位置から外側に開いてしまい、動きが悪くなります。この状態になった肩甲骨は、肩周辺の筋肉や靭帯などの組織を常に緊張させるため可動域を狭め、お身体に不調をきたす原因にもなります。
肩甲骨はがしの本来の目的は、肩甲骨と肋骨の間に生じた筋膜の癒着をとり、正常な位置に戻すことです。
肩甲骨が本来の動きを取り戻すことで、負担のかかっていた筋肉や靭帯、関節に負担がかからなくなり、お身体のバランスが整えられ、血流の増加や可動域の増加が見込めます。
セルフチェックで自分の状態を把握しましょう!
ご自身の肩甲骨周りの状態がどうなっているのか確かめる方法をご紹介します。
手順としては以下の通りになります。
1.立ったままで壁に背中をつけます。
2.手のひらを下に向けて肘を伸ばしたままの状態で、壁に腕を添わせるようにゆっくりと上げていきます。
3.肩の水平ラインを0度とし、そこから腕があがったところまでの角度で、肩甲骨の状態を測定します。
判定の目安
90~60度:肩甲骨周りの柔軟性が保たれている
60~0度:肩甲骨周りの筋肉の動きが少し硬くなっている、または肩甲骨周りの筋肉がガチガチに固まっているため動きがでずらい
今すぐできる簡単セルフケア!
肩甲骨周りの筋肉は仕事中や家事などで同じ姿勢が続くことで硬くなりやすいため、場所を選ばず気軽にできるストレッチを2つほどご紹介します。
肩甲骨はがしストレッチ-①
1.両手を腕の前で組む
2.背中や首を丸めて、手を前方へできるだけ遠くに伸ばす
3.しっかりと伸ばした状態で15~30秒キープ
4.元の位置まで手や姿勢を戻す
肩甲骨はがしストレッチ-②
1.両肘を曲げる
2.肘を曲げたまま脇を開くように腕を肩より高い位置まで上げる
3.肩甲骨を背中の真ん中に寄せるように、5秒かけて息を吐きながら、肘を後ろに引く。
※このとき、肘は最初の高さからできるだけ下げないように注意する
4.肩甲骨を寄せたまま、肘を下げて腕を下ろす
5.3回を1セットにして、1日2回行う
椅子に座った状態でもすることができるストレッチです。
時間を決めてストレッチをしたり、仕事の合間にしたりするのもおすすめです。
当院のアプローチについて
当院では、整体や姿勢改善、骨格・骨盤矯正などの根本治療に力を入れています。
土台である骨盤から姿勢や全身のバランスを変えることによって痛みや違和感など不調がなくなったり、同じような症状が繰り返さないといったことにつながってきます。
また、原因の筋肉へ鍼や筋膜リリースを用いて直接アプローチをすることで凝り固まっている筋肉をゆるめたり、肩甲骨の動きと関わりの深い鎖骨の動きや、上腕骨の動きなどの状態が改善するので筋肉が正常に働くことができます。
お一人おひとりに合ったベストな治療法を提案させていただきますので、ご安心ください。
その他お身体のことで不明な点や不安な点がありましたら、どんなことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。
この記事の執筆者
神津憂汰Yuta Kouzu
柔道整復師
中学時代、陸上競技で混成8種に取り組む。整骨院で治療を受け、痛みから解放された経験から同じ道へ。
「痛みに寄り添える治療家」と「心で寄り添える治療家」を目指し、日々努力を重ねています。