このような症状はありませんか?
ランニングやサッカー、バスケットボール、バレーボールなど切り返しや膝を曲げ伸ばしする運動や日常を過ごしている中で“膝の痛み”で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
しゃがむ動作や階段の昇降時、歩行時、運動時に膝の内側に痛みがある場合は「鵞足炎」の疑いがあります。
鵞足炎は痛みを放っておいても治ることはほとんどありません。それどころか徐々に症状が悪化し、長引いてしまったり膝を曲げ伸ばししなくても痛みが出たりなど日常生活に大きく支障をきたす可能性があるので早期に適切な処置を行う必要があります。
鵞足炎とは?

鵞足炎とはどういった状態のことをいうのでしょうか?
そもそも鵞足(がそく)とは、膝の内側にある3つの筋肉『縫工筋、薄筋、半腱様筋』が骨に付着する部分 (膝下5cmやや内側)のことをいいます。
鵞足炎とは、膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで鵞足部が引っ張られたり擦れたりした結果、滑液包に炎症を起こした状態です。
滑液包とは、膝をはじめとしたいくつかの関節に存在する小さなゼリー状の袋のことをいいます。
ここには少量の液体が含まれており、骨と周りの組織の間に存在し、摩擦を軽減するクッションとして機能します。
筋肉が硬くなったり、姿勢不良のため筋肉が伸ばされたりすることで膝に負担がかかり痛みが発生します。
多くの場合「オーバーユース」(使いすぎ)で起こりスポーツをする方に多いと言われていますが、運動をしない方にも起こり得る疾患です。
症状としては、膝の内側を押すと痛い、階段の昇り降りが辛い、膝の曲げ伸ばしで痛むなどといったものが現れます。
鵞足部への負担を増加させる要因として以下のようなことが挙げられます。
・骨盤のクセが強い方
・姿勢が悪い方
・不適切なトレーニング
・太ももの筋肉の硬さ
・急激な体重の増加
・元々膝に疾患がある場合
筋肉の硬さをとったり柔軟性を上げたりすることも大切ですが、根本的に鵞足部にかかる負担を減らすために土台の骨盤から全身を整えてあげることが鵞足炎の根本改善のために重要です。
鵞足炎に対する当院のアプローチについて
当院では、筋膜の調整と鍼治療、骨盤矯正に力を入れています。
筋膜とは筋肉や神経、血管など全身を包む組織のためバランスや姿勢に大きく関わりがあります。
筋膜を調整することで血流が良くなったり働きが良くなったりするため、鵞足部にかかる負担が減り、痛みも徐々に減っていきます。
筋膜の調整に加え、お身体の土台である骨盤や全身のバランスを整えることが根本改善への近道になります。
また、鍼治療を行い硬くなっている筋肉を緩めることや、血流の改善や鎮痛効果を促すことも有効です。
鵞足炎は、重症化する前にしっかりと治療を行わなければ痛みを繰り返してしまったり、痛みが引かなかったりということに繋がってくる可能性があります。
実際のお身体の状態や症状に合わせてベストな施術内容をご提案させていただきますので、
膝の痛みでお困りの方はぜひ一度お気軽にご相談ください。