捻挫について

運動をしている時や、歩行時、階段の昇降時に足を捻った経験のあるといった方は多いのではないでしょうか?
足首の関節はすねの骨(脛骨)・その隣の細い骨(腓骨)・滑車の役割をする骨(距骨)の3つで作られます。
足首は可動域が広い故に怪我が多く発生するため、足首の内側には三角靭帯、外側には前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯・二分靭帯といった靭帯が運動を制御している構造となっております。
多くの捻挫は外側の靭帯が伸ばされたり、断裂することで痛みが発生します。
そのため腫れや痛みも同じ外側に見られることが多くあります。
足首を伸ばす動作(底屈)や足の外側を伸ばす動作(内反)で痛みが強くなる場合が多いです。
また、捻挫直後は痛みのため立つことが不自由になりますが、時間をおくと痛みが緩和してきて歩くことが可能になることがあります。
捻挫は癖になってしまうことや捻挫の既往があるために現れてしまうといった不調もありますので捻挫後の治療をきちんと行うことが大切です。
捻挫は放置すると危険

捻挫をすると、足首の靭帯が切れたり伸びたりするため骨や関節の位置も乱れてしまいます。
多くの場合、骨や関節の位置がずれた状態のままアイシングや固定を行うためそのままの状態で足関節の位置が固まってしまいます。
足関節の位置がずれた状態のままアイシングや固定を行うとなかなか完治しない、治ったと思ったが後々足首周りに痛みが現れたり、足首がグラグラしてしまう、再び捻挫を引き起こしやすくなってしまうなどという状態になってしまいます。
初期に足関節の位置をきちんと整えることで完治を早めることや再発防止、後遺症の予防につながります。
当院の捻挫に対する治療

当院ではまずしっかりと捻挫の状態や足の関節の状態などをチェックし、状態に合わせて関節の調整やアイシング、影響のある部分の筋膜の調整、電気治療、固定などを行っていきます。
捻挫をして期間が経ったが痛みが引かないという方は初期治療が不十分だった可能性やお身体の使い方により負担がかかりやすくなっているという可能性もあるため、状態に応じて関節の調整、鍼治療、骨盤矯正などを行う場合もございます。
状態をしっかりとチェックさせていただいた上でベストなご提案をさせていただきますのでご安心ください。