こんな症状はありませんか?
- スポーツの最中に膝に痛みや違和感がある
- 膝の内側がパキパキとが鳴る
- 階段の昇り降りが辛い
- 産後に膝の痛みが現れた
- 膝が引っかかる、曲げ伸ばしがしずらい
歩行時やランニング時、産後など膝の内側の痛みに伴い、引っかかり感や膝の曲げ伸ばしがしずらい、パキパキと音が鳴るなどの症状がある場合は「タナ障害」の可能性があります。
タナ障害とは?

膝の関節包(関節を覆う袋)の中には上下左右に合わせて四つのヒダが存在しています。
その中で最も障害を起こしやすいのは膝蓋骨(膝のお皿)の内側にある膝蓋内側滑膜ヒダです。
タナとはこの膝蓋骨の内側にある滑膜ヒダのことを指し、物をのせる棚のように見えることからタナと呼ばれるようになったといわれています。
本来、胎児がお母さんのお腹の中にいる時に関節包が作られていく過程の中で一時的にヒダも作られ、このヒダは成長とともに無くなっていきます。
しかし日本人の約5、6割の人にはこのヒダが残っているといわれています。
滑膜ヒダに機能は特に無いため残っていても影響はありませんが、
この滑膜ヒダが大きいまま残ってしまい、膝を曲げ伸ばしした際に、膝蓋骨と大腿骨(太ももの骨)に挟まれることで痛みが生じることをタナ障害と呼びます。
タナ障害はスポーツを行う方や10~20代の若い女性に発症することが多いです。
初期症状としては、膝の重苦しさや違和感が主症状ですが、徐々に膝の不安定感や動かしにくさを感じるようになります。
更に悪化すると痛みが現れ、動きが制限されるようになります。
なぜ女性に多いのか?
女性に多い理由は座り方にあります。
男性には骨盤の形状上行うのが難しい「割座」と「横座り」という座り方です。
どちらも骨盤や股関節、膝関節への負担が大きいためタナ障害が起きやすくなります。
さらに産後は妊娠・出産による骨盤の歪みからももの前側の大腿四頭筋の筋緊張が強くなりやすいため滑膜ヒダのひっかかりを助長しやすく、タナ障害は産後のママさんにも多くみられる症状の一つです。
タナ障害に対する当院のアプローチ

タナ障害の原因として太ももの筋肉の硬さが影響することが多いですが、硬くなるのには骨盤の歪みや左右差、足首・股関節・膝関節の動きの低下などが考えられます。 当院では、痛みがある部位をただマッサージするのではなく、初回の問診時にどのような痛みなのか、どこが痛むのか、何をすると痛むのかなどしっかりカウンセリングを行い、お悩みや原因を明確にしたうえで施術に入ります。 直接患部にアプローチする方法や全身のバランスの調節を含め土台の骨盤・下肢のアライメントの調節などを行うことで、膝や股関節にかかる負担を減らし、痛みの出ずらいお身体づくりを行っていくことが可能です。 膝の痛みでお悩みでしたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください!