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顎関節症は整骨院で治せるの?

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公開日:2024.02.22

顎関節症は整骨院で治せるの?

顎関節症は整骨院で治せるの?

こんにちは!骨格矯正・鍼灸治療・筋膜リリースでトータルアプローチ!

東船橋、妙典、幕張本郷で丁寧と評判!ミライエ鍼灸整骨院です!

普段の生活で「あくびをすると顎が痛む」「口を開けると音がする」「ご飯を食べる時に大きな口を開けられない」などということはありませんか?このような症状は顎関節症の疑いがあります。日常での顎の痛みや音が鳴るなど顎の違和感でお困りの方は、多いと思います。今回は、顎関節症についてしっかりとご説明していきます。

目次

顎関節はどんな関節?

顎関節の構造

顎関節とは下顎骨(下あご)、側頭骨(頭の骨)の下顎窩(顎の骨がはまるところ)とその前にある関節結節という部分で構成されています。

両耳の穴の少し前を触れ、口を開け閉めすると骨が動くのが感じられると思います。

この二つの骨の間にはクッションの働きをする関節円板が動きを滑らかにする滑液と共に存在しています。

このように一つの骨が二か所で頭の骨につながるため、食べ物を噛むような基本的な動きから前後左右へ動かすような複雑な動きが可能になっています。

顎関節に関わる筋肉

顎関節の周りには食べ物を噛む動き(=咀嚼)に大きく関与する筋肉が4つあります。

顎関節に関係する筋肉

側頭筋

側頭筋は、頭蓋骨から顎の関節につきます。作用としましては、下の顎を挙上させる、食いしばる、下の顎を左右に動かすなどがあります。

咬筋

咬筋は、頬や頭蓋骨の側頭骨というところから、下顎の骨につきます。作用としましては、強く食いしばるなどがあります。

内側翼突筋

内側翼突筋は、頭蓋骨の真ん中にある蝶形骨から下顎につきます。作用としましては、下顎を上げ、口を閉じる。下顎を左右に動かし、食べたものをすりつぶします。

外側翼突筋

外側翼突筋は、頭蓋骨の真ん中にある蝶形骨から、顎の関節や、関節円板、下顎の関節につきます。作用としましては、顎を前に出したり、口を開けたりします。

よく聞く顎関節症って何?

顎関節症は、「あくびをすると顎が痛む」「口を開けると音がする」「ご飯を食べる時に大きな口を開けられない」などという症状が起こります。中でも、外側翼突筋との関わりが深く、外側翼突筋の筋肉の硬さがあり、関節円板の機能が低下してしまうと症状が出てしまいます。

顎関節症の原因

顎関節症の方の8割以上の方に見られる習慣として上の歯と下の歯が接触している時間が長いことが最大の要因とされています。
普段、無意識のとき上の歯と下の歯の間には隙間があり、歯同士は接していません。
歯同士が普段よりも長い時間接することで筋肉の疲労や関節の負担へと繋がってきます。
また、男性に比べ女性は筋肉が弱いため顎関節の障害が発生しやすいとされています。
症状によっては日常生活でも不自由が生じ、顎だけではなくお身体全体の負担になりストレスとして蓄積されていきます。また、原因は分類によって異なりますが、5つ挙げられます。

  • 過度に口を大きく開ける
  • 顎を強くぶつける
  • 硬いものを無理に噛む
  • 歯ぎしりや食いしばり
  • ストレス

症状について

症状として5つ挙げられ、この中で1つ以上当てはまる場合に顎関節症とされています。

  • 顎関節・咀嚼筋の痛みや異常を感じる
  • 音が鳴る(ザリザリ・ガリガリ・ジャリジャリ)
  • 口が開けにくい、スムーズに開閉ができない
  • 口が開かない・動かない、顎が外れることがある
  • 口を動かすと痛みが出たり、噛みしめると痛んだりする

顎関節症にも種類がある?

顎関節症の5つの種類について

顎関節症は損傷度・症状によって5つの型に分類されます。

  • I型 咀嚼筋障害(頭の骨から下あごの骨につく4対の噛む運動を行う筋肉が障害されたもの)
  • Ⅱ型 関節包・靭帯障害(動きを滑らかにする部分の障害)
  • Ⅲ型 関節円板障害(骨と骨の間のクッションとなる部分の障害)
  • Ⅳ型 変形性顎関節症
  • V型 I~IVに該当しないもの。(精神的ストレスなど)

当院でのアプローチ

当院でのアプローチとしては、顎関節の左右差や偏位方向などのアライメント、動作時の左右差などの状態をしっかりとチェックしてから施術に移ります。顎周りの筋膜の調節をし、しっかりアプローチしていくことで顎周りの血流が良くなり、筋肉の硬さがとれ、咀嚼筋の働きが良くなることに繋がってきます。それにより、顎関節症の改善をしていきます。

まとめ

日常での顎の痛みや音が鳴るなど顎の違和感でお困りの方は、多いです。その症状は、顎関節症の疑いがあります。顎関節の構造から、食べ物を噛むような基本的な動きから前後左右へ動かすような複雑な動きが可能になっています。

顎関節症の方の8割以上の方に見られる習慣として上の歯と下の歯が接触している時間が長いことが最大の要因とされています。顎関節症の症状によっては、日常生活でも不自由が生じ、顎だけではなくお身体全体の負担になりストレスとして蓄積されていきます。

当院では、顎周りの筋膜の調節をし、しっかりアプローチしていくことで顎周りの血流が良くなり、筋肉の硬さがとれ、咀嚼筋の働きが良くなることに繋がってきます。それにより、顎関節症の改善をしていきます。

この記事の執筆者

平川勇馬

平川勇馬Hirakawa Yuma

柔道整復師

資格取得後様々な経験を積み2018年にミライエ鍼灸整骨院を開業。

小学校~大学まで野球をしており、その中で痛みがなかなか改善されなかった経験から治療家を目指す。

今でも運動が好きで様々なスポーツ、トレーニングは続けており、身体の使い方を学びながら定期的に施術の勉強会にも参加し治療の質向上に取り組む。