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交通事故後の痛み放置するのは危険です!「交通事故治療」について徹底解説
交通事故後の痛み放置するのは危険です!「交通事故治療」について徹底解説
こんにちは!骨盤矯正・鍼灸治療・筋膜リリースでトータルアプローチ!
東船橋、妙典、幕張本郷で丁寧と評判!ミライエ鍼灸整骨院です。
交通事故にあってから首が痛くなってしまったが、どこに行ったら良いのかわからないという方が多くいらっしゃいます。
当院では交通事故後の首の痛みなど、お困りの症状のお力になります。
今回は「交通事故治療」について詳しく解説していきます。
最近では自動車の自動ブレーキシステムも広まり、
年々交通事故の発生件数は減少してきています。
それでも年間50万件程の交通事故が発生しています。
普段診療していても肩や首の痛みがある方の中には
「〇年前の交通事故から調子が悪くて」
と訴える患者様も多く見受けられます。
むち打ちとは
そもそも交通事故に多い「むち打ち」とはどのような状態なのでしょうか?
むち打ちとはそもそも疾患名ではなく総称なのです。
多くの場合は後ろからの追突事故により頸部に急激な過伸展・過屈曲(前後に強く倒れる状態)を強制されることで、首の筋肉や靭帯、血管、神経など様々な部分の損傷が出てしまうことをいいます。
むちうち損傷に多い特徴としては事故直後に痛みやしびれを感じず、
時間が経ってから症状が現れてくる場合がありますので注意してください。
むち打ちの分類
損傷された部位や症状によって以下のように分類されます。
- 「頚椎捻挫」
- 「バレ・リュー症候群」
- 「神経根症状」
- 「脊髄損傷」
- 「脳脊髄液減少症」
頚椎捻挫について
むちうち損傷の中でも比較的軽度なもので、全体の約80%を占めます。
首周りの筋肉の損傷や、椎間関節の捻挫による疼痛・圧痛・運動時痛がみられ、
一般的にみられる寝違えの症状に似ています。
頚椎捻挫の症状
激しい衝撃を受けるので首周りの深層組織が負傷することがあり、以下のような症状が現れます。
- 首~肩にかけての痛み
- 頭痛、頭重感
- 吐き気
- めまい
- 腕のだるさ
- 感覚異常
二次的に発症した筋肉の緊張による神経の圧迫で手指に痺れがみられることもあります。
安静にしていると数週間で自然に症状が引いていく方もいますが、
程度の強いものや、初期治療をしっかりとできなかった場合は数カ月症状が残ってしまう場合もあるので注意が必要です。
ひどい場合では事故後からもう何年も首の調子がおかしいという方もいるくらいです。
むちうちによる頚椎捻挫の中にはすぐに症状が出ないものや、段々と症状が強くなるものもあります。
事故直後にあまり痛みがないからといって放置してしまうことは危険です。
バレ・リュー症候群(頸部交感神経症状)について
首の周りには自律神経を構成するうちの交感神経という神経が走行しています。
事故の衝撃で首に急激な負荷がかかり、交感神経が障害され、様々な症状が起こることをバレ・リュー症候群といいます。
バレ・リュー症候群の症状
症状として以下のようなものが挙げられます。
- 首肩の痛みやしびれ
- 後頭部の痛み
- めまい
- 耳鳴り
- 視力障害(目のかすみなど)
- 顔面・腕・喉回りの感覚異常
- 吐き気
- 不眠
上記のように検査でわかるものよりも自覚的な症状が強く出る傾向があります。
神経根症状について
頚椎(首の骨)の神経の通り道付近で神経の根本が圧迫されることで発生します。
頭から腕までのしびれが現れ、咳やくしゃみ、首を後ろに倒したり、捻ったりすることで症状が強くなります。
神経支配に合わせた知覚異常や筋力低下、徒手検査での神経根テストが陽性となります。
脊髄損傷について
脊髄とは脊柱(背骨)のなかに入っている神経のことです。
頚椎が交通事故により衝撃を受けると,中を通っている脊髄が損傷して様々な症状が現れます。
頚椎の脊髄損傷は手や腕に多く、足に症状が出ることは少ないです。
損傷を受けた部分が首の上の方にいくにつれて重症度が変わってきます。
呼吸を行う神経が麻痺することで自発的な呼吸ができず危険な状態に陥ることもあるのです。
なかには、手のしびれや麻痺、物に触れないほどの激しい痛みなど様々な症状が現れる「中心性脊髄損傷」というものもあり、高齢者に多いため加齢の変性や脳梗塞など誤った診断をされる場合もあります。
脳脊髄液減少症について
脳脊髄液とは脳や脊髄の周りに循環しているもので、衝撃からの保護や内圧の調整などを行っています。
事故の衝撃で脊髄内圧が一気に上昇して硬膜・くも膜が損傷し、髄液が漏れてしまうことが原因と言われています。
症状は多彩で、頭痛・頭重感・耳鳴り・めまい・疲れが取れない、
イライラする、眠れないなどの不定愁訴のことが多くみられます。
「後遺症」と「後遺障害」について
交通事故の治療を続けていっても、どうしても少し症状が残ってしまう場合があります。
これが一般的にいわれる「後遺症」です。
しかし後遺症にも種類があり、「後遺障害」というものもあります。
後遺症とは
「後遺症」とは、治療を続けたにもかかわらず完治せず、
将来的に回復が見込めない身体的又は精神的な症状が残っている状態のことをいいます。
後遺障害とは
交通事故の被害者救済のために作られたもので、症状固定ともいわれます。
交通事故によって受傷した精神的・肉体的な傷害がそれ以上治療を続けても症状が変わらない状態に達し、
それにより労働能力の喪失が伴う状態のことを言います。
そして後遺障害の等級認定により、応じた損害賠償金が支払われるということです。
しかし医師に「後遺症が残るね」と言われた場合でも
後遺障害と認定されない場合があるということに注意してください。
詳しい条件は等級により異なります。
また、整骨院に通ったあとで後遺障害の認定を受けようと思っても、
整形外科などで定期的な医師の診断を受けていないと認められない場合がありますので、
2週間に一度を目安に医師の診断を受けるようにしてください。
当院の交通事故治療
当院では自賠責保険での交通事故の治療も可能です。
施術前にしっかりとお話をお聞きし、状態をチェックさせていただいたうえで施術に移らせていただきます。
治療内容としては、負傷部位のマッサージと電気治療・温熱療法をメインで行います。
状態や症状によって、鍼灸治療や骨盤矯正、自律神経調整療法などお身体の状態に合わせて治療内容をご提案させていただく場合もございます。(保険会社とも相談)
その他交通事故治療で疑問な点などございましたらご質問ください。
この記事の執筆者
齋藤鈴華Reika Saito
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師
幼少期からサッカーをしています。整骨院で治療を受け、けがで苦しむ仲間が笑顔を取り戻した姿に感銘を受けました。
皆様が痛みや不調に苦しむことなく、笑顔で過ごせるよう、全力でサポートいたします。